愛用しているマイプロテインで“ミルクティー”フレーバーが好きだったのですが、何か珍しいのに挑戦したいなと“ブルーベリーチーズケーキ”フレーバーを買い飲んでみましたが…挑戦しない方が良かったなかー(; ̄ェ ̄)
サラたのブログ、だいちゅんです。
美味しくないわけじゃありませんが、違うフレーバーのマイプロテインを買うためにも、運動して消費せねば!
昨日は更新できませんでしたが…
今日はどうしてもこの本の紹介をしたい!(※多分長くなります)
書評が続くことは避けたかったのですが、今回は特別!!
その本とは、7月30日に発売されたばかりの尾原和啓さんの『プロセスエコノミー』です!
面白すぎて、ほぼ1日で読み切りました!!
私は、西野亮廣さんのオンラインサロンに入っていることもあり、『プロセスを売る』とか、『メイキングにマネタイズして、完成品を無料にする』とか、そもそも“プロセスエコノミー”もある程度知ってはいましたが、尾原さん著書の“プロセスエコノミー”はなぜプロセスに価値が出るのか?の解説だけではなく、深掘り、活用/実践法、更には注意点や未来予想まで書かれてあり、一気に読めた上に学びが超多かったです!!
この本は、クリエイティブなことをする方にどストライクなテーマですが、経営層の方や、チームマネジメントや人財育成/採用で悩めるリーダー・中堅の方にも、非常に学びが多い本だと感じました。
今の時代を生きる全てのサラリーマンに是非手に取って読んで欲しいビジネス書です。
良さを上手く表現できるか?皆さんに伝わるようにいつもより気合い入れて記事にしていきますので、「わー勉強になったなー!」と思っていただけると幸いです。
それでは行ってみましょう!!
目次
『プロセスエコノミー』尾原和啓著 書評
差別化がはかりにくい現代
プロセスエコノミーを簡単に言うと、完成品だけなじゃく、プロセスも販売したり・OPENにしたりして差別化をはかりましょうってことです。
ファッションにしても、牛丼にしても、家電にしても、機能や性能だけでどれが一番良いって言いにくいですよね。最後は、なんかコレ好きだからとかで決めたりすることが多々あると思います。
そもそも機能や性能は、割と簡単にコピーできてしまうので、売れる機能、もっと言うとアイディアはすぐにパクられます。
YouTube見てても、面白い企画はすぐにみんなが真似するので、アイディアで差別化をはかること事態がこのインターネットで世界と繋がれる現代においては無理ゲーです。
メントス・コーラとか大量に動画UPされてますし、踊ってみた、弾いてみたとかも大量にあります。
弾いてみた動画とか、かなり上手な方でも再生回数意外と伸びてなかったりして、ただ上手いだけや、企画が面白いだけで差別化をはかるのが本当に難しい時代になっております。
機能や性能で差別化をはかりにくく、アイディアもすぐにパクられる時に“価格”で差別化しようとすると一気に薄利多売競争に突入して、ビジネスが苦しくなる…そして大企業(いかに安く大量生産できる企業)が一強になりやすい戦いになってしまいます。
そもそも、薄利多売の中で働くのも非常に苦しいですよね。
(※私も製造業のサラリーマンなので、1円でも安くモノを作る改善を続けることの苦しさは身に染みております…(@_@))
プロセスはコピーできない
そこで“プロセス”です。
プロセス、例えば試行錯誤する姿やこの仕事で達成したいこと・想いとか、更には世界観とか、そういったモノってコピーできないので、そこで差別化をはかって、“コア・ファン”を作れば生き残れる道も全然あるって話です。
例えば、ファッションで言うと、サスティナブルなファッションとかって世界的にはかなり重要視されてきています。(日本だけ見てるとそんなに感じませんが)ヨーロッパの若者達は「サスティナブルじゃないファッションはダサい」とか言ってるらしんです。
コレって凄いことで、ダサいって見た目の話だと思ってましたが、ファッションを作るプロセスがサスティナブルじゃないと、そのファッションは見た目が良くても“ダサい”って言うってことなんです。
つまりは、サスティナブルじゃないとファッションは売れなくなるので、企業はプロセスもしっかり作り上げ、プロセスのアピールをしているんで。
政府がSDGsとか言うから、企業がやるって言う次元じゃないんです。
サスティナブルじゃないと売れないから、やるって言う時代がもう既に来てます。
日本ではあんまり感じませんが、世界は本当にそんな感じです。
ユニクロとかって、かなりサスティナブルを意識されていますが、世界で戦う企業のドレスコード的なことになっているから、かなり力を入れられているんだと思います。
もうちょっと余計な話をすると、Googleの社員は自社の技術が軍事利用されることに反対運動を起こして、一部の社員は辞職までする騒動に発展し、それがきっかけで会社が「武器用のAIの開発はしない」と指針を発表するに至るということも起きています。
Googleの社員は「自分たちの仕事が人の役に立っていると皆が信じている」と言われているそうです。
コレらは、プロセスの重要性を示している例です。
そもそも、機能だけで差別化するのには限界がある
コンビニに今はハサミとかまで普通に置いていると思いますが、機能・性能だけで勝負する商品は、1番しかいらないので、大体1種類しか置いてなかったりします。2番目に切れるハサミとかいらないですもんね。
「1番じゃなきゃダメなんですか?」
そうです、皆さんそうですが、性能・機能だけでモノを選ぶ際は、1番意外に興味ないのです。
他にも車で言うと、2番目に燃費が良い車とか興味出ませんよね。
コレが、プロセスでファンを作った商品だったり、ブランド化できている商品だと話は変わってきます。
作り方にこだわり抜いた日本酒やワインもプロセスで売っていると言っても良いかと思います。
その為、酒屋だけでなく、商品棚が狭いコンビニですら、お酒は数種類普通に置いてたりしますよね。
プロセスでこだわってファンがつけば、1番とかの概念じゃなくなるので、色々あって良いよねってジャンルに変わります。
性能・機能で差別化をはかっているのではなく、プロセス(ブランド)で差別化をはかっているから色んな種類を置いておくことができて、それぞれ売れる。
人を惹きつけるのはWhyやphilosophy(哲学)
プロセスが大事!超大事!と言うのは分かって頂けたかと思いますが、魅力的なプロセスってのはつまりWhyや哲学がしっかりあるんです。
この辺は、やっぱりAppleさんと言うかスティーブ・ジョブズさんが上手で、ジョブズさんはプロダクトを紹介する時にはいきなり紹介せず、Appleが大切にしている心(Why・哲学)を最初に言葉で表現されます。
下記は1997年に倒産寸前だったAppleに戻って来た際にジョブズさんが発したメッセージで
“We believe people with passion can change the world for the better”
(パッションを持つ人々は世界をより良く変えられる、と私たちは信じている)
Appleの存在理由は、人々が仕事をこなす箱を作るためではない、それはAppleが得意なことで、コアバリューは「情熱を燃やす人は、世界をより良い方向に導く」ことだと言っています。
私はこう言うのに、めっちゃ惹かれます。もうiPhone、MacBookから離れられない…(笑)
けど、Appleにハマるかは人それぞれとは思いますが、皆さんが好きなもの・ファンになっているものって、こう言う哲学や心だったりしませんか?
Appleはパッションを持つ人をサポートする。
その「心」の部分に賛同するから、顧客はAndroidより割高でもiPhone買っちゃうんですよね。
Whyやphilosophy(哲学)が必要なのは商品(プロダクト)だけじゃない
そして、ここからの学びはジョブズさんの言葉は顧客にも響くけど、従業員にもむしろそれ以上に響くって話です。
モノに溢れた、給料だけじゃやる気なんて出ない今の時代に、チームマネジメントでも、このWhy=なぜ私たちは仕事をするのか?はしっかり持ってないといけないし、しっかり語りかけないといけないと感じました。
私のチームマネジメントを考えたときに、ホントに反省しました。
私は納得感がないと仕事出来ないと考えて、仕事の背景や求めるアウトプットについてはちゃんと説明はしておりましたが、そもそもの哲学やWhyは全然語れてなかったです。
「〇〇の仕事をお願いしたいです。次のプロジェクトでXXを作るに当たって、〇〇がないと成立しないのでお願いします。」
みたいな依頼の仕方ですね。投げやりにならずに背景は説明しておりますが、「心」や哲学までは話せてなかったです。
そもそも、私が自分の会社のコアバリューや自分のチームの哲学をしっかり持ててなかったです。コレは猛反省です…orz
これで、もちろんチームメンバーは仕事をちゃんとやってくれますが、才能と情熱を解き放ってくれるかと言うと、やっぱりWHYの部分がしっかり伝えれてないと、難しかったなと反省しました。
Appleで言うPCやスマホは作るのが得意なだけで、なぜ仕事をしているのかと言うと、「情熱を燃やす人は、世界をより良い方向に導く」と言うコアバリューがある様に。
NIKEがスポーツシューズを作るけど、コアバリューは「スポーツや肉体の素晴らしさを讃えること」である様に。
自分の会社のコアバリューを私自身がしっかり認識して、それをチームに落とし込んで、さらにはそのWhyから伝えることが大切だったなと。
最後に…
まだまだ、このプロセスエコノミーの良さは十分に伝えきれておりません。
野菜を売る人のプロセスエコノミー(コレは超面白かった!)や、BTSやジャニーズのプロセスエコノミー、こんまりさんのプロセスエコノミー等々、本当に学びが沢山ある超絶オススメのビジネス書です。
私が買った『プロセスエコノミー』は書き込みたくさん、マーカーたくさん、付箋もたくさんになるくらい、本当に面白く、本当にたくさんの学びがありました。
ここで学んだことは、実務で活かしてみたいと思っています。その試行錯誤はどこかで紹介したいと思います。
↓下記に本のリンクを貼っておきますので、このブログを読んで興味を持った方は是非手に取ってよんでみて、感想を教えて欲しいです!
Good−Luck!!
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・『プロセスエコノミー』はクリエイターだけでなく、全てのサラリーマンも学びが多い、超オススメのビジネス書!
・薄利多売競争から降りる手段は、プロセスでの差別化
・チームマネジメントにおいても、プロセスつまりフィロソフィーが超大切!!