メルマガ

今一度考えたい「超」入門 失敗の本質 について

ChatGPT等のAIが爆発的に進化し、仕事の仕方が変わって来ている今、改めて大事なテーマだなと思いましたので再度お届けします( ̄^ ̄)ゞ

「超」入門 失敗の本質
“「超」入門 失敗の本質”について。

AIが身近に活用出来るようになって

・プロ顔負けの絵をMidjorneyで書けたり
・高度なプログラムングスキルがなくてもChat GPTでプログラム書けたり

作文、作画、作曲、更には最近は動画までAIで作れる時代。

今からどんどん中途半端なスキルはAIに置き換わっていくかと思いますが、
ヒトはどんなスキルを磨かなくてはいけないのか?

そんなテーマを考えるにあたって、この失敗の本質は非常に参考になるかと😁

“「超」入門 失敗の本質”は、第二次世界大戦で日本が負けた理由を分析した本です。

「勝ちに不思議の勝ち有り、負けに不思議の負けなし」
と言うように、第二次世界大戦での日本の敗因には現代でも通用する学びがたくさん!

この本、超絶面白いのでおススメです!

▼戦略とは何か?

ココで質問です!
戦略と戦術の違いって、説明出来ますか?

コレは、いろんなところで擦り倒されているテーマなので「流石にそれぐらい分かるよ」って方がいるかと思いますが復習兼ねて…

この本では

戦略とは、
「目標達成につながる勝利」と「目標達成につながらない勝利」を選別し、「目標達成につながる勝利」を選ぶこと

とあります。

例としては、ガラパゴス化。

携帯電話で言うと…
処理速度や機能を追求したガラケーが、使い勝手・UIに重きを置いたiPhoneに最終的なシェア争いで負ける。
実際には、こんな簡単な話ではありませんがこのような話です。

機能としての“処理速度”を指標に開発し、処理速度の覇者こそ、その世界を制すると考えた戦略が、“使い勝手”を指標に開発したiPhoneの戦略に負ける。

つまり、“戦略を考える・決めること”は、目標達成につながる指標を考える・決めるって事なんです。

そして、戦略=指標を共通認識出来ている組織は、そこに繋がる仕事に(のみ)取り組み、繋がらない仕事は後回しにし、最短でしっかり“結果”に結びつけられる。

実務に置き換えた時に、

A:DXを目的に片っ端から、デジタル化を推進する
B:DX推進とは言っても、原価低減やL/T短縮に繋がらないデジタル化は思い切って、後回しにする

戦略として正しいスタイルはどちらか?

A:資料のoutputが多少遅れても、クオリティを追求する
B:資料のクオリティより、outputの早さを重視する

クオリティ と 早さ どちらの指標が活きた指標となっているか?
どんな視点で、戦略を考えるか?
によって変わって来ますが、

大切なのは “目標達成につながる仕事なのか?” この1点です。

因みに、戦術とは、戦略を実行する各種この行動とこの本では定義されており、
戦略として追いかける指標が有効であるか?無いか?に関わらず、同じ行動を取り続ける事を“〇〇主義”と呼ぶ と有ります。

2年経っても…“失敗の本質”面白いっ!!

▼“日本人的思想”とは?

みなさんもどこかで聞いたことあるかと思いますが
『型を反復練習することで、型を越える』
という思想があります。

これが“日本人的思想”の正体です。

ジャンプ漫画大好きな男の子は特に“超人的な猛訓練で養成された技能”とか大好きですよね。

SLAM DUNK
スラムダンクの神の3ポイントシュートとか

ライジングインパクト
ライジングインパクトのランスロットのシャイニングロードとか
胸を熱くしましたよね❓

この好みは、良くも悪くも昭和の考え方と相性が良いっ😁

売上を2倍にする為に、2倍働く!
ココで得た成功体験から、4倍の使命が来たら、4倍働けば良いと言うマインドになり…
そして、売り上げが半分になったら努力が足りないと安易に判断してしまうマインドが生まれる。

うーん…
昭和世代は思い当たる節がありますね💦

▼“零戦の敗戦” に学ぶ、ゲームチェンジに強くなる考え方

ここから少し話は変わりますが、
零戦は第一次世界大戦では強かったそうです。

最強・零戦にどうやって米軍が勝ったのか?

その戦略に学びのポイントがたくさんあります。

米軍は何をして、零戦に勝てる様になったのか??
概略は下記になります。

STEP1:戦場を支配している「既存の指標」を発見する
STEP2:敵が使いこなしている指標を“無力化”する
STEP3:支配的だった指標を凌駕する“新たな指標”で戦う

STEP1:戦場を支配している「既存の指標」を発見する

まず米軍は零戦を鹵獲し、実機のテスト飛行を繰り返し、
『日本がすごいのは零戦での単機戦闘』と言うレベルの解像度では無く

『日本がすごいのは、“零戦の旋回性能とパイロットの技能”である!』
(パイロットの技能は射撃性能・旋回テク・索敵技能等)

と高い解像度で把握したそうです。

高い解像度で把握ってところがテストに出るところですよ!

STEP2:敵が使いこなしている指標を“無力化”する

次に米軍は、旋回性能が高い零戦に対して、【米軍機の後ろを零戦が取った場面】、つまり敵の指標が活きる具体的な場面を想定。

その場面で敵の指標を無力化する
「零戦に対しては徹底的に2対1を取り、1機が後ろ取られても、もう1機が撃墜するポイントに入る」
上記のような戦術を考えた。

STEP3:支配的だった指標を凌駕する“新たな指標”で戦う

そして、旋回性能(今までの指標)では無く、
“防弾性(多少撃ち込まれても大丈夫)”:新たな指標を米軍機は高めたそうです。

つまり、敵が強い指標で勝ちに行ってない!!

零戦の敗戦からは、学びが本当にたくさんあります。

 

野球界の野村克也監督がよく言ってた

『勝ちに不思議の勝ち有り、負けに不思議の負け無し』

キンコン西野さんも、

「勝ちパターンには再現性無かったりするけど、負けパターンは再現性ある。出来ることは、負けパターンを徹底的につぶして、勝つ確率を上げることだけ」

とよく言ってます。

負けを徹底的に科学する!
コレは超大事!!

因みに、
支配的だった指標を凌駕する“新たな指標”を生み出して勝ちパターンに入ることを

“ゲームチェンジ” と言ったりしていますね。

最後に…

目的を考えて、勝ち筋を考えて、限りあるリソーセスを集中する!!

当時の日本人は、暗闇で2km先の敵機を人の目で見つける訓練をしたり、海上戦で圧倒的な結果を残す為に最強の大和を作ったりしてました。

が、
結果は歴史で習った通りです。

当時の日本は戦略的に勝ち筋を見誤ってて、敵機を見つけるのは技能では無く、レーダーと言う技術に変わり、海上戦ではなく空中戦主体の戦争にゲームチェンジして、大和は誤った技術開発に終わりました。

今、AIがモノスゴイ勢いで進化して、
文字通り“毎日・毎時間・毎秒”新しい事が出来る様になってます!

このAI時代に、ニンゲンは何にリソーセスを割くべきか??

間違っても、2km先の敵機を暗闇で見つけれる能力向上に限りある時間を割いてはいけないですね(^_^;)

AI技術使ってないと言う方は、まず手始めにChatGPT使ってみるのオススメです。
アカウントの作り方は下記にまとめてますので、まだの方は是非アカウント作って触ってみてください!

スマホで簡単・3分で完結!ChatGPTのアカウントの作り方!最近よく聞く“ChatGPT”、使ってみてますか?? とても便利なChatGPTですが、日本人が使う際の1番の障壁は… 英語のサ...

今日は、AI時代に改めて知っておいた方が良い“「超」入門 失敗の本質”についてでした。

「超」入門 失敗の本質

“「超」入門 失敗の本質” AI時代到来の今でも超絶面白いです!